広江さんと行く飛鳥古墳探訪の旅メモ |
山之辺の道 |
● | 西山古墳 | 全長183mという日本最大の前方後方墳。天理大学に隣接する。 |
● | 東殿塚古墳 | 4世紀前後の船画が描かれた楕円筒埴輪が出土したことで有名。 |
● | 西殿塚古墳 | 全長234mの前方後円墳で衾田陵とも呼ばれる。壱与の墓であるという俗説もある。 |
● | 崇神天皇陵 (行灯山古墳) |
第10代天皇。ハツクニシラススメラミコトと呼ばれ、実在する最初の天皇と言われる。 全長242mで周濠をたたえる前方後円墳。 |
● | 景行天皇陵 (渋谷向山古墳) |
第12代天皇。全長302mは全国で7番目の規模。 昔は行灯山が景行陵で、渋谷向山が崇神陵だと言われていたこともあり、結構いいかげん。 |
● | 櫛山古墳 | 本州では唯一の双方中円墳という珍しい形の墳丘を持つ。 |
★★ | 黒塚古墳 | 1998年に三角縁神獣鏡33面がまとめて出土したことで一躍有名になった。 |
★★ | 纒向石塚古墳 | 短い撥型の前方部がついた前方後円墳。 近年出土した土器より220年頃の築造と比定され、古墳時代の開始時期の見直しを提起した。 |
★★ | 箸墓古墳 | 卑弥呼の墓の有力候補として名高い、全長276mの大型前方後円墳。 倭迹々日百襲姫命(8代孝霊天皇の皇女で崇神天皇の大叔母)の墓とも伝えられている。 出土した石器の型式より3世紀後半の築造と推定される。(卑弥呼の没年は248年頃) |
明日香村 |
● | 見瀬丸山古墳 | 28mという日本最大の横穴式石室を持つが、陵墓参考地なので見学はできない。 長らく円墳だと思われていたが、人が空を飛べるようになって前方後円墳だとわかった。 全長318mは全国で6番目(奈良県では1位)の規模で、ホントの欽明陵だという説がある。 |
● | 欽明天皇陵 (平田梅山古墳) |
第29代天皇。存在感の薄い古墳で、近くに猿石という変な石があるくらい。 |
● | 菖蒲池古墳 | はるか昔に墳土はなくなり、中が乾燥朱塗りの石棺だけがカプセルに入れて置いてある。 |
● | 岩屋山古墳 | 石室は切石積みで、墳丘のわりに異常なくらいに大きい。方墳。 |
● | 牽牛子塚古墳 | 「けごしづか」または「あさがおづか」と読む。直径わずか3m程度の庶民的な円墳。 一見むちゃくちゃ地味だが、凝灰岩を刳り貫いて作った2つの玄室を持っていて、あなどれない。 |
● | 鑵子塚古墳 | 1つの玄室の両側に羨道(入口)を持っていて、表から入って裏から出られる。 |
★★ | 高松塚古墳 | たかだか直径20mほどの円墳のぶんざいながら、1972年に四神および人物を描いた彩色壁画が発見されて、成り上がった。 高句麗絵画の影響があるらしい。 石室内は保存用の空調設備が完備されて入れないが、隣接する壁画館で模写が見学できる。 頭蓋骨のない人骨や、壁画の故意に削り取られた跡など、謎も多い。 |
● | マルコ山古墳 | 1977年に高松塚壁画の再来なるかと大々的にマスコミ報道されて発掘調査が行われたものの、見事な空振りに終わった。 しかし石室内部は小さいながら高貴な漆喰塗りで、被葬者が皇室関係であることは疑いない。 |
● | キトラ古墳 | 漢字で書くと「亀虎」。高松塚よりさらに小さな直径13m程度の小型の円墳。 1983年ファイバー・スコープによる調査で壁画の存在が確認されて、成り上がり2号になった。 1998年の小型カメラによる内部調査で四神像など全容がほぼ明らかになっている。 |
● | 中尾山古墳 | 八角形の墳丘を持つ。石室は小さく火葬への過渡期をしのばせる。 |
● | 文武天皇陵 (ジョウセン塚古墳) |
第42代天皇。明らかにウソの天皇陵で本当は中尾山がそれだと言われる。 |
● | 天武・持統天皇陵 (野口皇ノ墓古墳) |
夫婦合葬陵であり、続日本紀などの記述との一致から両天皇の御陵であることは疑いない。 (△△天皇陵とは名ばかりで根拠がないケースが実はほとんどである。) 第40代・第41代天皇。持統天皇は天皇として初めて火葬されたという。 |
★★ | 石舞台古墳 | 有数の規模の石室をもつ、約50m四方の上円下方墳。天井石は77トンという巨大な花崗岩。 蘇我馬子の墓と伝えられるが、蘇我氏はあっという間に滅亡したので、すぐに盗掘されたらしい。 狐が女に化けて舞を踊ったというのが名前の由来。ピクニックにも最適。 |
● | 鬼の雪隠・鬼の俎 | 鬼がそこで人を料理し、そこで用を足したという恐ろしい伝説があるが、所詮は石室が壊れて落っこちたもの。 |
桜井市 |
● | 文殊院西古墳 | 岩屋山とならび、精巧な切石造りの石室を持つことで有名。文殊さま参拝もお決まりのコース。 アーチ状に削った一枚岩でできた天井部も見どころ。 |
● | 艸墓古墳 | 「くさはか」または「からと」と読む。 羨道より大きな家型石棺を持ち、石棺を安置した後で石室が作られたと考えられる。 |
● | メスリ山古墳 | 高さ2mもの円筒埴輪列をはじめ豊富な副葬品が出土した、全長240mの大型前方後円墳。 |
● | 茶臼山古墳 | 手鏡型の墳丘を持つ典型的な前期の前方後円墳。 |
★★ | 天王山古墳 | 小さな盗掘孔があいていて、這いつくばって中に入る。石室探検にオススメのスポット。 馬子の企みで暗殺された第32代崇峻天皇の墓という説がある。 |
● | 花山塚古墳 | 行ったことがないので良く知らないが、レンガ状に積み上げられた石室を持つらしい。 |
● オススメのスポット ★★ 超オススメのスポット |