地図調査labo 使い方

ごめんなさい、工事中です。。。

0.地図調査laboとは

(1)はじめに
普段スマホの地図をみつつ、GPSで取得される現在位置がまあまあ正確だし、もしかして地図調査に使えるんじゃないかと思い実験しているものです。伊豆大島のOMAPを拡張したいという思いもあって試行錯誤しながらやっている次第ですが結構使えるものになってきましたので一般にも公開しています。

使っているGeolocation APIは、GPSを使わなくても無線LAN・WiFi・携帯電話基地局・GPS・IPアドレスなどから位置情報を取得できるHTML5の機能です。
HTML5対応ブラウザがインストールされている端末(スマートフォンやタブレットなど)でしたらどなたでも手軽に使えるようになっています。起動時と調査結果の転送時にはインターネット接続が必要ですが調査時はGPSだけで大丈夫です。
みちびきやロシア衛星にも対応策しているチップが入ってる端末なら尚良いとは一般的にはいうでしょうけど、そんなには変わらないかな?

まずは地図調査を起動して中心移動にチェックしてみましょう。航空写真が表示され青いドットが表示されます。
初期設定に地図記号を設定しておけば青いドットの位置を登録できるという単純なものです。
簡単に試せますのでせひ挑戦してみてください。

地図調査labo(PCAD) 代表 桜井剛

(2)必ずお読みください
この機能の使用は自由です。
ただし使用にあたっては全て自己責任であって、以下の損失があったとしても「地図調査labo」は責任を負うことがありませんのでご認識ください。
・使おうと思っていて現地に行ったのに使えなかった(そんなことがないようにしますが100%の保証はなく)
・地図調査にスマホを使ったために壊してしまった。(壊したくなかったらそれなりの対策をしてください)

また、地図調査結果を送信すると、地図調査laboには知られることになりますが、故意に閲覧したりましては他言することはありません。それでも地図調査laboを信用できないという方は使わないでください。

1.準備する

(1)OCADはリアルワールド座標に
せっかく調査したのに地図にピタッとインポートできなければ意味がありません。リアルワールド座標にはピッタリ合わせておきましょう。
(2)メールアドレスの準備
この機能がインターネットに公開されているということは誰にでも閲覧できてしまうことにもなります。メールアドレスとパスコードによって閲覧を制限し、かつ独自の設定をできるようにしています。
また、設定内容や調査結果は登録のメールアドレスに送信されます。
(3)スマホの準備
HTML5対応ブラウザがインストールされている端末
(4)地図記号の設定
・waypoint
・track
・調査用地図記号の準備

2.調査する

(1)中心移動
(2)waypointを登録
(3)track開始~終了
・自動書き込み、間隔変更
(4)インターネットに接続できない場合
・GPSがつながるなら調査可能。ただし読み込んでいない航空写真・地図は読み込めない。
(5)調査結果を送信

3.OCADに反映する

(1)調査結果
(2)csv出力
(3)gpx出力
(4)OCADに反映(GPS-ファイルからインポート)
・以下の操作を繰り返す。閉じると地図に描かれている。
 ①CTRLを押しながら調査したトラックとウェイポイントそれぞれ1種類ずつ選択
 ②「インポート」クリック

4.調査地図にOCADデータを反映

(1)kmlへのエクスポート
・出力時にデフォルトで入ってる名前や画像は消してください。
(2)点状特徴物出力時の注意点
・点状特徴物に出力する場合は割り当てる画像を指定します。
 (準備済画像)
 kobu.png
 ana.png
 iwa.png
 sumiyaki.png
 point.png
(3)線状特徴物出力時の注意点
・線状特徴物の場合kml編集必要:<LineString>に変更必須。
・<LineStyle>は色と太さのみ指定可能。
(4)kmzファイル
・kml,kmz は1つのサイズは3MB以内。全部で10MB以内
・等高線などデータ量が多い場合は圧縮しなければならない。
・.kmlファイルを圧縮して拡張子(.zip)を.kmzに変更するだけ。
・解凍するときは、拡張子(.kmz)を.zipに変更して解凍する。
(5)アップロード
・「初期設定」の【KML】UPLOADよりおこなう
(6)URLを指定する場合の注意点
・URL指定する場合は外部から見られるもの(https推奨)