
(武藤拓王氏撮影)
舞台は、悪天候の茨城笠間
舞台は、茨城県の中部に位置し、北西部に八溝山系が穏やかに連なる丘陵地帯 で、幾多のオリエンテーリングシーンを飾った笠間。
この地域らしい見通しの効かない濃い緑に加えて、朝から激しく降り続く雨のタフなコンディションでレースは開催された。
質の高いナヴィゲーションは、まさに王者の走り
男女ともに多くの選手がミスを重ねる中、寺嶋選手のトラッキングは、持ち前のナビゲーション能力に加えて、スキーオリエンテーリングで鍛えた走力と相待って、安定した軌跡を描いていく。

大会GSPトラッキングデータより
多くの観客が見守る中を走り抜ける寺嶋選手
ポイントとなったロングレッグでもパックとなった選手を自然と引き離して、最後の笠間芸術の森公園に、圧倒的なタイムでES関東Cのウェアを纏う寺嶋選手が姿を現した。
充実感溢れる力強い走りでゴールレーンを駆け抜け、見事インカレ初優勝を飾った。

(ゴールレーンを駆け抜ける寺嶋謙一郎選手、武藤拓王氏撮影)
億版勝負となる12-13のロングレッグでも、手堅いルートチョイスを選択、まさに会心のレースで優勝を成し遂げました。


(レース後の優勝インタビュー)
ESのエースとして、存分な走りで優勝を飾った寺嶋選手。
春のインカレミドルでの走りに加えて、来月11月の全日本大会、さらには、本職であるスキーオリエンテーリングや、世界に目を向けた活躍を期待します!